ポイント2:京都市街が一望できる
善峯寺(よしみねでら)は、京都府京都市西京区にある天台宗の単立寺院であり、”京都・西山三山“(楊谷寺、善峯寺、光明寺)のひとつでもあります。
このお寺は京都西山の中腹にあるため、自然豊かな境内の各所から京都市街や比叡山を一望することができます!!
また、境内には日本一の長さ!!を誇る樹齢600年の”遊龍の松(天然記念物)”があり、春は桜、初夏は紫陽花、秋は紅葉、冬は山茶花の名所としても知られています。
近辺には、京都の紅葉の超穴場スポットである’十輪寺(なりひら寺)‘もあります。
オフシーズンにオススメの時期 | 6月中旬〜7月中旬(1万本の紫陽花が開花) |
拝観時間 | 土日祝日8:00・平日8:30 ~ 17:00(16:45受付終了) |
入山料 | 大人 500円、高校生 300円、小・中学生 200円 |
住所 | 〒610-1133 京都市西京区大原野小塩町1372 |
電話番号 | 075-331-0020 |
駐車場 | 山門前駐車場(開門時間 8:00(平日8:30)~17:00、普通車 500円(150台)山門まで徒歩1分) |
車椅子での拝観 | 坂道や石段が多く平地が少ない山寺のため、車椅子での拝観は困難 |
善峯寺について
善峯寺は、京都市西京区にある善峰観音宗本山の寺院で山号は西山で西国三十三所第20番札所。本尊は十一面千手観世音菩薩。
位置としては、西山連峰にあたります。京都市内中心部からのここへ来るとなると、少し大変かと思います。
割と山奥にあるため、ツアーなどでもなかなか取り上げることのない寺院になります。ここがこの寺院の魅力でもあると言えます。
多くの観光客でごったがえすということは、ほとんどないということです。静寂の中に佇む歴史の深い建物の姿は、気迫に溢れます。 寺院としての魅力は、その高い場所に位置すること!これにより京都市内を一望することも出来ます。
また、高低差の高い善峰寺は、他の寺院と比べると散策するのも一苦労。ですがこの高低差が、自然の美しさと重なり絶景を生んでくれると言えます。以前に比べると歩道の整備なども行われ、散策しやすくなってきました。
この日も京都市内は30度近い気温でしたが、善峯寺は標高が高く境内の木々が直射日光を遮ってくれるので、とても涼しかったです(体感としては市内の気温より−5度くらい)。
善峰寺 オフシーズンの楽しみ方
1.京都トップクラスの1万本の紫陽花
善峰寺は桜の時期や紅葉シーズンはもちろん、1年を通して楽しんでいただけるお寺だと自信を持ってお勧めできます。
特に6月中旬〜7月中旬には京都でもトップクラスの1万株の紫陽花がいっせいに開花します!今日内を埋め尽くす紫陽花は絶景そのものです。
境内3万坪の回遊式庭園【白山あじさい苑】を歩きながら、綺麗な紫陽花を楽しむことができますよ。
また、標高が高い場所にあるため境内から、京都市街を一望することができます。
2.国の天然記念物「遊龍松」
善峯寺境内にあるマツ科の五葉松「遊龍松」もぜひ見てみてください。上の写真に写っているのはまだまだ松の一部で、左側にも枝が伸びています。
この遊龍松、国指定の天然記念物としても有名で、高さはわずか2~3mしか無いにも関わらず、左右に伸びた幹は37m以上!になります(元々は全長は54mもあったそうですが、平成6年に松くい虫の影響で15mほど切り取られたそうです)。
写真ではなかなか迫力をお伝えできませんが、善峯寺に行かれた際はこの「遊龍松」も忘れずに見てください。
3.おちないお守り
阪神淡路大震災の時に、阪神高速道路の高架でバスの前輪が落ちたにも関わらず、奇跡的にバスは宙吊り状態となったため乗員・乗客は怪我をすることがありませんでした。
この時のバスの運転手が善峯寺のお守りを奉持していたことから、入試合格や交通安全の「おちないお守り」として評判になっています。
善峯寺 インフォーメーション
境内図
善峯寺のトイレ
境内・駐車場には合計5カ所にトイレがあります。こちらの写真は境内の一つのトイレを撮影したものですが、とても綺麗に清掃されていました。
善峯寺の自動販売機
境内に入る手前のところに、自動販売機が一つだけ設置されていました。境内の散策には30〜40分程度かかりますので、水分を持たれていない方はこちらの自動販売機で事前に購入されることをオススメします。
善峯寺でのお食事
バス駐車場より200mほど下ったところに「よしみねの里」があります。
地元の農家さんが丹精込めて作った野菜の自家製京漬物をはじめ、筍のおさしみセット、松茸ご飯定食、春には本場、西山の竹の子、秋には丹波松茸・丹波栗・大枝の柿など季節の味を楽しんでいただけます(季節によって異なる)。
※2021年6月、新型コロナウイルスの感染予防のためテイクアウトのみの営業となっていました。お食事を予定されている方はご注意ください。
善峯寺のアクセス方法
電車・バス・タクシーのアクセス
- JR:JR向日町駅下車(JR京都線)、阪急バス66番(善峯寺行き)30分、終点「善峯寺」下車、徒歩8分
- 阪急電車:阪急東向日駅下車(阪急京都線)、阪急バス66番(善峯寺行き)30分、終点「善峯寺」下車、徒歩8分
- 阪急バス:阪急バス66系統(JR向日町~阪急東向日~向日市役所前~右京の里~灰方~小塩~善峯寺 (JR阪急各駅より所要 約30分 片道370円))
- タクシー:向日町駅・阪急東向日駅・阪急長岡天神駅から善峯寺までは約20分、2,500円〜3,000円が料金の目安です
車でのアクセス
- 京都縦貫道 大原野I.C(大山崎方面との出入り口専用IC)より約15分(約6km)
- 京都縦貫道 沓掛I.C(亀岡方面との出入り口専用IC)より約20分(約7km〕
駐車場
山門前駐車場(参拝者専用/令和3年6月現在)
開門時間 | 8:00(平日8:30)~17:00 |
普通車料金 | 500円 |
駐車可能台数 | 150台 |
駐車場から山門にはすぐにアクセスできます。上の写真は6月の平日・お昼頃に撮影したもので20〜30台くらいしか止まっていませんでした。休日やオンシーズンになるともっと混雑していると思いますのでご注意ください。